免疫血清学ラボの稼働時間最大化を支援するELGA LabWater

クライアント
NeoDIN Medical Institute(NeoDIN医療機関)
場所
韓国

超純水の安定的供給が必要な免疫血清学ラボ

多くの場合、大容量の試料を処理する免疫血清学ラボでは、分析装置に接続して安定的に超純水 (I型水)を供給できる給水源が必要です。 前回のサプライヤーで不良な経験をしたお客様から、代替ソリューションとしてELGA LabWater MEDICA® Pro 120を導入するために、韓国に拠点を置く代理店のJM Corporation(JMコーポレーション)に連絡が入りました。

背景

韓国のNeoDIN Medical Institute(NeoDINメディカル・インスティチュート)は、全国の診療所、病院、研究センターにラボ試験サービスを提供する医学ラボです。 同社の化学・免疫血清学ラボでは、韓国全域にわたる中小規模の診療所から送られてくる試料が1日に7,000〜8,000処理されています。

血清学とは、血液を検査して、血清中の抗体の存在を判断する研究分野です。通常、抗体は特定の微生物に対する感染に反応して形成されます。 免疫血清学ラボには、試料の汚染により結果に変化が発生しないように、I型水(超純水)が必要です。 

NeoDIN Medical Institute - MEDICA Pro 120の設置I型水(超純水)により分析装置の確実な動作を保証

毎日大容量の患者試料を処理するため、NeoDINは施設の分析装置が迅速かつ確実に、そして最大稼働時間動作することを保証する必要があります。 検査の需要の増加に伴い、同ラボで必要な分析装置の数が増加しました。分析装置には1時間あたり約100リットルの無菌高純度水が必要です。

前回のプロバイダーにはサービスと性能の点で問題があったことから、NeoDINの要件に適した高い性能とサービスの基準を満たす新しいパートナーを見つける必要性に迫られていました。 韓国に所在するELGAパートナーのJM Corporationは、顧客ニーズを評価し、世界をリードする臨床診断分析装置企業と協力して、お客様にソリューションを提供しました。

分析装置の信頼性における重要な要素は、必要とされる水質です。そのため、CLRW(臨床検査ラボ用試験水)規格適合レベルの水質ニーズを満たす純水を常に利用できる状態を整える必要があります。

ELGA LabWaterの超純水ソリューション

JM Corporationは4台のMEDICA® Pro 120純水製造システムを設置しました。それぞれが分析装置に接続されており、CLRW規格適合レベルの最高の水純度(前規格CLSI 1型水に相当)を供給することができます。 1つの特定エリアで集中管理される装置には、システムの故障やメンテナンス要件が発生した場合に、大規模なラボ試験エリア全体のメンテナンス技術担当者に警告を発するリモート視聴覚アラーム・システムが備わっています。

逆浸透(RO)、イオン交換、UV、限外ろ過が組み込まれたMEDICA PRO 120純水製造システムにより、1時間あたり最大120リットルの無菌高純度水を供給し、CLRW/CLSI規格適合レベルのI型水のラボ要件を満たすことができます。 各MEDICA装置により、分析装置に十分な水を供給できるだけでなく、相互接続されているループでの殺菌と保守プログラムにより、ラボの運用への影響や作業の中断に関する心配が排除されます。

作業への影響を最小限に抑えた純水製造システムの設置

ラボのスタッフや利用者の作業への影響を最小限に抑えて、純水製造システムを設置することができました。 また、コンパクト設計のソリューションによりラボの空間が最適化されたことで、より効率的な実行プロセスが実現しました。 設置後の優れたアフターサービスにより、臨床分析装置設置におけるELGA LabWaterの信頼性が一層高まりました

確立された取引関係に基づき、JM Corporationはさらに4台のMEDICA Pro 120装置の設置を成功裏に完了しました。これにより、成長を続ける免疫血清学ラボの需要を満たす高品質の精製水が安定的に供給されるようになりました。 装置の再循環機能により、常に水質が維持されます。そのため、全体的なメンテナンス時間が削減され、スタッフは試料分析に集中することができます。 最終的に、設置は予定通りに完了し、NeoDINスタッフの満足感と承認を得ることができました。

ELGA純水製造システムを導入する主なメリット

  • メンテナンスの削減 
  • 信頼性の向上 
  • リモート視覚アラームシステム 
  • 時間の節約

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