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ラボの日常を変える。 ヴェオリアが定義する「いいデザイン」に必要な3つの視点

ELGA Editorial Team

はじめに:なぜラボの装置に「デザイン」が重要なのか?

研究者の皆様、毎日のお仕事お疲れ様です。水であなたの研究・分析を応援するヴェオリア(エルガ)です。

皆様にとって、ラボで使う「水」とはどのような存在でしょうか。私たちヴェオリア(エルガ)は、水は単なる液体ではなく、実験の成否を左右する重要な要素の一つであると考えています。

1年間にラボで使用される水の量は、平均的な施設で約35,000リットルにも達すると言われています。これほどまでに頻繁に触れる装置が、もし使いにくかったら? メンテナンスが複雑で、実験の手を止めてしまったら?

世界中で水処理の課題を解決してきたヴェオリアは、長年、研究者の皆様の傍らでその声を聞き続けてきました。そこで辿り着いたのが、研究に適した水と装置のいいデザインがあるということです。「それは単なる装置の見た目の美しさだけではなく、研究者の思考を妨げず、かつ社会的な価値を証明することである」ということです。

本記事では、ヴェオリアが追求する「いいデザイン」の核となる3つの視点について、詳しく紐解いていきます。



ヴェオリアが定義する「いいデザイン」の3大要素①:素材への徹底したこだわり(信頼の基盤を築く)

「いいデザイン」の第一歩は、目に見える形よりも前、それを構成する「素材」選びから始まります。超純水製造装置において、素材は単なるパーツではなく、水質そのもの、そして「研究室の姿勢」を決定づける重要な要素です。

溶出(リーチング)という目に見えない敵

超純水は「ハングリーウォーター(飢えた水)」とも呼ばれます。不純物が極限まで取り除かれているため、触れるものから何かを取り込もうとする性質が非常に強いのです。装置内部の配管やタンクの素材が不適切だと、そこから微量の化学物質が溶け出し、分析データにノイズを混ぜてしまいます。

ヴェオリア(エルガ)製品では、接液部に溶出を極限まで抑えた高純度ポリマー素材を採用しています。これは、分析の信頼性という「研究者への約束」を守るためのデザインです。

「環境への配慮」がお客様のブランド価値を高める

いま、世界中の研究機関や企業において、ESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みが重視されています。ヴェオリアグループは、地球環境を再生させる「Ecological Transformation(生態学的転換)」を掲げ、製品のライフサイクル全体で環境負荷を減らす素材選定を行っています。

・再生可能・リサイクル可能な素材の採用

・有害物質(RoHS指令等)の徹底排除

・長寿命設計による廃棄物の削減

ヴェオリア(エルガ)の装置を導入することは、単に高純度な水を得るだけではありません。環境に配慮した持続可能な製品を選ぶという選択そのものが、導入いただくお客様自身の「環境に優しいラボ」としてのブランディングに直結します。

「環境意識の高いメーカーの装置を使っている」という事実は、共同研究先や投資家、そして社会に対しても、お客様のブランドイメージをポジティブに伝える強力なメッセージとなります。いいデザインとは、使う人の社会的信頼をもデザインするものなのです。


ヴェオリアが定義する「いいデザイン」の3大要素②:使いやすさを追求した形(プロダクト&空間デザイン)

素材が信頼を生む「静のデザイン」だとすれば、形は日々の作業を円滑にする「動のデザイン」です。ヴェオリア(エルガ)は、研究者の「手の動き」と「ラボの空間」の両方を考慮して装置をデザインしています。

人間工学に基づいた直感的な操作

研究室は常にマルチタスクです。純水・超純水製造装置を理解し、操作に慣れる時間は、できればない方が良い。または、短くしたい。。。と思われているはずです。

・直感的なUI(ユーザーインターフェース):

スマートフォンを操作するように、現在の水質が一目でわかるデジタルディスプレイ。これは、多忙な研究者が「操作に迷う時間」をゼロにするためのデザインです。

・ストレスフリーな採水(ディスペンシング):

例えば、高さの異なるメスシリンダーやビーカーに水を注ぐ際、無理な姿勢を強いない柔軟なディスペンサー。こうした細かな配慮が、長時間の実験における疲労を軽減し、集中力を維持させます。

ラボの「余白」を生む空間設計

現代のラボにおいて、スペースは非常に貴重なリソースです。「大きな装置が場所を占領してしまい、本来の作業スペースが削られる」という悩みに対し、ヴェオリア(エルガ)は「モジュール式※」という回答を用意しました。

※モジュール式デザインとは

各機能をユニット化し、自由に組み合わせることで、設置場所に合わせて形を変えられる設計のこと。

卓上に置く、壁にかける、あるいは実験台の下(アンダーベンチ)に収納する。ラボのレイアウトに合わせて装置が形を変えることで、研究者は自分にとって最適な動線を確保できます。空間にゆとりが生まれることは、安全性の向上と、新しいアイデアが生まれるための「思考の余白」を生み出します。


ヴェオリアが定義する「いいデザイン」の3大要素③:水の流れそのもののデザイン(ウォーターフローデザイン)

3つ目の視点は、ヴェオリア(エルガ)が誇る革新的な「プロセスのデザイン」です。私たちは、装置の内部で水がどのように流れるか、その経路自体を最適化しています。


「引き算」のデザイン:採水口フィルターは本当に必要か?

私たちは現在、さらなる革新を目指しています。それは、不純物を取り除くためにパーツを「足していく」という従来の発想ではなく、「水の流れを根本から見直すことで、不要なフィルター等を減らせないか?」という問いです。

構造がシンプルになれば、故障のリスクが減り、交換部品という廃棄物も減ります。更に、ランニングコストの削減にもつながります。この「水の流れの最適化」によるシンプルさの追求こそが、ヴェオリア(エルガ)が考える次世代の機能美です。


「PureSure®」:実験を止めないフローの魔法

ヴェオリア(エルガ)独自の「PureSure®」テクノロジーは、水の流れをデザインすることで高い信頼性を実現した好例です。

通常、精製用のカートリッジが寿命を迎えると、水質は急激に低下し、実験を中断せざるを得ません。しかし、PureSure®は2つのカートリッジを直列に配置し、その間に水質センサーを設けることで、1つ目の消耗度合いをモニタリングすることができます。余裕をもって、2つ目のカートリッジから不純物が流出する前にカートリッジを交換するため、安定した水質を継続的に提供することが可能となります。

この「水の流れのデザイン」により、「実験の途中で突然、水質が悪化してデータが台無しになる」というリスクを物理的に回避できるのです。


デザインがもたらす「研究の加速」と「心の安らぎ」

素材・形・流れ。これら3つの視点が統合されたとき、研究者の皆様に提供できる真の価値は、単なる「比抵抗値18.2 MΩ・cmの水」だけではありません。

それは、「装置のことを気にしなくていい」という自由です。

優れたデザインの靴を履いているとき、人は靴の存在を忘れて歩くことに集中できます。それと同じように、ヴェオリア(エルガ)の装置があるとき、研究者はメンテナンスや水質低下の不安から解放され、純粋に「発見(Discovery)」へと没頭できるはずです。


ヴェオリアと一緒に、理想のラボを創りませんか?

「いいデザイン」は、単なるスペック比較では見えてこない価値を提供します。それは、1年、3年、5年、それ以上の年数装置を使い続ける中で実感していただける「使い心地の良さ」であり、環境に配慮した選択をしているという「誇り」です。

もし今、皆様のラボで「もっとこうなれば使いやすいのに」「環境負荷を減らしたいけれど、どうすればいいか」といった小さなお悩みがあれば、ぜひ私たちにご相談ください。世界基準の水処理技術とデザインの力で、皆様のラボに最適なソリューションをご提案いたします。


ヴェオリア・ラボウォーターのデザイン哲学を具現化した製品を知る

私たちの主力製品である「PURELAB® シリーズ」の製品カタログでは、本記事でご紹介した純水・超純水製造装置のデザインへのこだわりがどのように反映されているかを詳しくご覧いただけます。