電気化学

電気化学: これは、酸化還元反応により電子が元素から別の元素へ移動することで発生する粒子の化学変化の研究です。 お客様のラボでは水の純度が満たされていますか?
電気化学

電気化学は、酸化還元反応により電子が元素から別の元素へ移動することで発生する粒子の化学変化の研究を中心とするものです。 電位差測定、pH測定、クーロメトリー、ボルタンメトリー、ポーラログラフィー、アンペロメトリーなど、電気化学の範疇に入る手法は 多岐にわたります。 これらすべてで、被検物質をある酸化状態から別の酸化状態に変換するために印加電流が利用されます。

 

pH測定

酸または塩基が電気を通す水中でイオンに分離されるpH測定は、最も一般的な電気化学の種類の1つです。 溶液のイオン強度が低く、二酸化炭素から急速に生成される弱酸性の炭酸により示度に影響が出るため、純水中のpHの測定には多くの問題点があります。

水の影響

この手法は小さな電気信号の高感度測定に依存するため、使用する水がバックグラウンド汚染により受ける干渉を最小限に抑えることが非常に重要となります。

pH測定
pH測定では、正確な測定を実施するために緩衝液が重要となります。これは、緩衝液は酸や塩基が添加されても有意に変化しない非常に安定したpHを有するためです。 pHメーターでは、2つの電極間の差が測定されます。そのうちの1つが参照緩衝液です。 緩衝液を調製するために使用する水に、pHに影響を及ぼし得る不純物が含まれていないことが重要となります。

水の要件

必ず用途に適した種類の水をお使いください。 以下は電気化学用途の要件です。

 必要な感度比抵抗値 
(MΩ.cm)*
TOC 
(ppb)
フィルター 
(µm)
細菌(CFU/ml)エンドトキシン(EU/ml)ヌクレアーゼ水質等級
電気生理学一般レベル>1<50<0.2<1NANAII型水
電気化学

一般レベル

>5

>18

<50

<10

<0.2

<0.2

NA

<1

NA

NA

NA

NA

II型水

超純水(I型水)

不純物
適切な製品